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セミナー・研修

和歌山県用地対策連絡協議会の皆さまに初任者研修について聞く Vol.3

和歌山県用地対策連絡協議会の皆さまに初任者研修について聞く Vol.3

和歌山県用地対策連絡協議会の皆さまに初任者研修について聞く Vol.3

2020年8月26日から3日間、和歌山県和歌山市にある県自治会館で和歌山県用地対策連絡協議会(以下、県用対連)様主催の「初任者研修」が行われました。最後となる今回の記事では今後の研修内容へのご意見をいただきました。記事最後部には受講者様からのアンケート結果をまとめています。最後までお読みいただけますと幸いです。

当社では用地取得業務に関する
さまざまな研修を企画しておりますが、
初任者研修の他には、どういった研修があるといいと思われますか。

新井 初任者以外は、研修を受ける方の経験がバラバラなのでテーマ設定が難しいのが悩みどころです。

津山 市町村以外の研修であれば、経験が長い人もいるので、思い切ってより専門的な内容を扱ってもよいのかもしれませんが、市町村では他の業務をしながら用地業務もしているといった内情もありますし、異動もあります。バランスを取るのが難しいかなと思っています。ただ、実践的な研修は取り入れたいと思っています。会員さんのレベルアップになる研修を考えていきたいです。

新井 研修のニーズや感想のヒアリングは研修後のアンケートが中心です。読んでみると同じ内容でも「よかった」という人と「難しかった」という方がいらっしゃいます。私たちの想定より「難しかった」との答えが多いこともあります。一方で専門職からは「初歩的すぎる内容ではないか」という反応があることも事実。このあたりのバランスを取れる、何かいい研修をぜひ阪高サポートさんに考えてもらえたら嬉しいですね。ただ、聞くだけのものでは右から左になるので、参加型のもの、例えば計算するなどワークがあるといいですね。動いたり考えたり。実践に近いものがありがたいですね。

津山 最近研修というと、グループワークが多いですよね。座学ばっかりでなくて、研修に来ている人の中でグループ分けして行うもの。グループにはベテランもいるし、経験年数が若い人もいるし、その中でまとめて後で講師の人に説明してもらって。そういった研修は緊張感をもって取り組めると思うので、たまにはあっていいのかな。

中西 ただ最初から最後までグループワークばかりというのは、研修を受ける方が「皆で話し合って発表する労力のいる研修だ」となってしまい、参加に二の足を踏んでしまうかもしれません。1つのテーマの中で、一部分だけがグループワーク。そして発表は短時間くらいのバランスがいいと思います。阪高サポートさんの講師さん、職員さんは用地経験者の方が多いですよね。ですから、研修参加者ではなく、阪高サポートの皆さんで先にロールプレイングをしていただく、というのはどうでしょうか。例えば、この用地を取得したいという設定を準備して、起業者が地権者さんに説明に行く様子を20分ほどステージ上でしていただく。補償説明では地権者さんから何を言われるかわからないので即答するのがとても大変ですから、目の前で会話のやりとりをしていただければ現場で役に立つと思うんです。自分たちがいきなり劇の出演者となると、緊張で内容が入らないこともあるので...。劇を見て、考える時間があるといいですね。

田中 なるほど。実は寸劇の研修もあります。ただ、受講者さんの中からメンバーを選ばせていただくので、前に立つ方は汗をかくほど緊張されることも。まずは私たちが出演者となってできるものを考えてみます。

中西 さまざまな方がいらっしゃるので、そのほうがありがたいですね。自分から手を挙げるタイプの方もいれば、当たったらどうしようと緊張する方もいますから。

津山 座学ばかりではなく横のつながりができるような研修もいいですね。私たちは県下全域の用対連ですから、紀南、紀北と距離のある地域でも顔見知りとなって今後の業務で連携できたら発展があるかもしれないですから。

最後に一言ずつ、お願いいたします。

津山 用地取得業務をしたことがある私も、その経験から初任者研修は大切だと思っています。何もわからない人が一通りわかるようになるのは大きな一歩です。私たちは和歌山県民の皆さまの理解と協力を得て、事業を進めています。これからも、より元気な和歌山を創造していくため、職員一丸となって研鑽に努めます。

中西 初任者研修ほか年間を通していろいろな研修をしていて、各個人さんが業務で少なからず活用されていると感じます。頭に残ったことは知らない間に業務で生かしているはずです。今後も印象に残る研修をしてほしいと思います。

新井 バランスの良い研修をしてくださっているので、今後もお願いしたいと思います。職員さんも経験者で、親近感がありますし、用地取得業務をする私たちの気持ちに立って話してくださるのはすごくありがたいです。また、今般の新型コロナウイルス感染症発生により、各種研修等が中止、縮小となる中で業務を行うことは、用地事務職員の方々には不安なことも多くおありだと思います。事務局一丸となって取り組んでまいりますので、今後も皆さまのご協力をお願い致します。

ありがとうございました。
今後もよい研修ができるよう当社も邁進いたします。

取材協力
和歌山県用地対策連絡協議会

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