京都府用地対策連絡協議会さまより委託を受け、用地事務初任者の方を対象にした研修を実施いたしました。（令和5年5月15～17日）

　本研修は、会場受講とオンライン受講を併用して行い、49名の受講生の内、会場受講者は30名、オンライン受講者は19名でした。

　阪高サポートのオリジナルテキスト『困ったときに役立つ　用地事務マニュアル』を用いて、「用地事務の特徴と流れ」の講義による用地事務の全体像の把握から始まり、「土地に対する補償」、「建物に対する補償」といった補償の考え方や、「補償金に対する課税上の取扱い」、更には「不動産登記手続」と用地事務の基礎を固めるプログラム構成で3日間実施しました。（詳細は下記プログラムを参照）

　テキストに沿った基礎知識の説明に加え、経験豊富な講師の体験談や実例を交えた解説を行いました。また最終講義の「用地交渉上の留意点」では、3日間の研修の総復習として想定課題への解決策を受講者の方から発表いただき、講師が今までの経験を踏まえた解説を行うなどの実践的な講義も行いました。

　受講生の皆さまからは、「用地業務に長年携わってこられた方々の体験談を交えたわかりやすい講義を聴くことができて大変勉強になった」、「テキストも配布資料もわかりやすかったので今後の復習に上手に活用したい」、「3日間と限られた時間の中だが、専門性の高い講義はもう少し長く講義を聞きたい」など貴重なご感想やご意見をいただきました。今後の構成の参考にさせていただきます。

　基礎知識といっても初任者の方にとっては聞き慣れない用語等も多く、戸惑われる方もおられたと思いますが、実務を進めるなかで知識と経験がつながり、より円滑な業務遂行の一助となれば幸いです。

　オンライン受講や時間の都合上、お答えしきれなかったご質問につきましては、弊社へお問い合わせいただくか、会員登録制のメンバーズサイトのフォーラムでも随時ご相談をお受けしております。用地事務のスペシャリストが皆さまの課題解決へ向けご支援します。些細なことでも構いません。この機会にぜひご活用ください！

　阪高サポートでは、日程やテーマ等に合わせた研修内容の個別相談も承っております。まとまった日程を確保することが難しい場合など、様々な状況の中での研修開催をお手伝いいたしますので、是非お気軽にお問い合わせください。