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お知らせ

X県にて 初任者研修に講師を派遣いたしました。

2020年08月03日

開催報告

X県にて、用地事務の経験のない方から実務経験3年未満の方を対象に実施された「用地事務職員初任者研修」に講師を派遣いたしました。

今回は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、例年より遅い時期の開催となりましたが、多くの方にご参加いただきました。

また、感染症対策として、受付時の検温や手指の消毒、マスク等の着用、座席間隔をとる等のソーシャルディスタンスの確保を行いながらの研修となりました。事務局の皆様、参加者の皆様、ご協力いただきありがとうございました。

3日間の研修で、用地事務の全体の流れと考え方を学んでいただく内容(下記プログラム一覧参照)でした。なかでも経験談を交えた具体的な解説は、参加者の皆様に特に熱心に聴講いただいておりました。

全プログラム終了後には多くのご質問をいただき、参加者の皆様のご関心の高さを感じることができました。

時間の都合上、お答えしきれなかったご質問につきましては、弊社へお問い合わせいただくか、会員登録制のメンバーズサイトのフォーラムでも随時ご相談をお受けしております。

この機会にぜひご活用ください!

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社内受講者の感想(用地事務経験なし)

公共事業の用地取得や用地交渉ときくと、どのような印象を持たれているでしょうか。

私はやはり"強制的"という印象がありました。また、補償の"金額"交渉といったイメージの方もおられるかもしれません。

講義を受け、実際の用地事務は、ほとんどの場合収用ではなく皆様からご理解とご協力を得ながら進んでいくことを知りました。

補償についても、基準に基づいて客観的に算出されていて、土地や建物以外の様々な視点で権利者を広く補償しようとされていると感じました。

しかし、私が最初に持っていたイメージを、権利者の方々もお持ちだと思います。

もし、自分の家等が事業用地の範囲になったとき、補償の算定基準や考え方を詳しく説明されてもすぐに納得できるだろうか。どのような情報があれば安心して次のことを考えられるだろうか。交渉される際の難しさも感じました。

用地交渉では、権利者の方々に補償の内容(金額)を正確に説明し、ご理解していただくことも重要です。ただし、権利者の方々が「従来と同じ生活をする」ためではなく、「どのような新しい生活を送るか」を考えていただけるようにサポートすることが大切だと感じました。

研修プログラム

1日目

10:00~12:30 用地事務の特徴と流れ

用地事務の特徴/用地事務の流れ

13:30~14:30 補償の法理と基本的な考え方

損失補償基準の体系/損失補償の法理/一般補償の基本的な取扱い(1)/財産権補償と想定補償の関係/一般補償における補償の項目/一般補償の基本的な取扱い(2)

14:30~15:30 権利調査と用地測量

権利調査/用地調査

15:30~16:30 建物等の調査

建物等の補償/建物等の調査/調査時の対応/調査時の留意点

2日目

・テキストご利用にあたって
・事業施行者の皆様へ
・「土地に対する評価」補助資料

※ 配布資料のダウンロードは阪高サポート メンバーズサイト会員限定です。

会員登録(無料)はこちらから行えます。ご活用ください。

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