2019年06月07日
2019年4月~6月 今年も近畿内の府県用対連さまよりご依頼いただき、用地事務の経験のない方から実務経験3年未満の方を対象に用地事務初任者研修を実施しました。朝9時過ぎから夕方まで、補償業務の全体的な流れを学びながら各項目を掘り下げる3日間の研修(下記カリキュラム参照)でした。
長時間ではありましたが、受講者さまには熱心に受講していただき、これからの業務に活かしていただけるものとなったのではないかと思っています。
受講者の皆さま、府県用対連事務局の皆さま、大変お疲れ様でした。
初任者研修カリキュラム
【 1日目 】
土地事務の特徴と流れ(総論) /用地事務の特徴,用地事務の流れ
補償の法理と基本的な考え方 /損失補償基準の体系,財産権補償と想定補償の関係
権利調査と用地測量 /権利調査, 用地測量(作業計画、復元測量、境界確認)
建物等の調査 /建物区分、工作物区分,その他の調査(工作物・立竹木等)
【 2日目 】
土地に対する補償 /原価法、取引事例評価法,権利消滅補償、残地補償
建物等に対する補償(1) /移転工法の認定,再築補償率
建物等に対する補償(2) /成果品の構成,成果品チェックの手順
その他の補償 /動産移転料,営業休止
【 3日目 】
土地収用法のあらまし /事業認定手続き,収用裁決手続き
不動産登記手続き /不動産登記の基礎(不動産登記法の要点)
補償金に対する課税上の取り扱い /代替資産の買換え特例,5000万円特別控除
用地交渉の留意点 /動用地補償説明会,土地調書等の確認
イラストや図を豊富に使った 阪高サポート オリジナル教材テキスト
阪高サポートでは、共に学んだ皆さまと、これからも用地事務についての研究や情報交換を深めるため
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