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お知らせ

メンバーズサイト『図書コレクション_公図の研究』 を更新しました。

2019年06月12日

メンバーズサイト"図書コレクション~用知の泉~"では、当社図書館で所蔵している書籍を当社役員・社員が
みなさまにも是非、読んでいただきたい本を紹介しています。

本を読んだ個人(用地初心者~ベテラン)の主観に基づいて作成しているため、 個性的でバラエティに富んだ内容となっています。

今回紹介させていただくのは公図の研究(5訂増補版)/藤原 勇喜著

カメラにも、スマホにも自分の位置情報が入っている時代。
衛星が地球の周りを飛び回ることで、測量技術は格段に進歩し特定の位置を指示すれば、即座に座標値を取り込み面積計算が示され、持ち帰った機器からは、CADソフトが自由自在に精度の高い図面を描いてくれる時代になりました。

しかし、測量技術がここまで進んだというのに、日本の約半分の土地(法務局に備え付けられている正確な地図 56%,地籍調査成果 53%)は未だ正確に測量されていません。

このギャップは、なぜ起こるのでしょうか?

それは、測量技術は進歩しても、測るべき境界点は人間同士が決めなければならないことに他なりません。
ここが決まらないから、測量そのもの技術は十分に成熟しているのに、活かす事が出来ず宝の持ち腐れになっているのです。

阪高サポートでは、この境界が決まらない大きな要因の一つが「公図」にもあると考え事業活動を通じた持続可能な都市づくりの支援を目指し、社内の登記・測量、用地マネジメント担当が集まり、各専門分野の理論・構造について深く学ぶとともに、全体を俯瞰・理解するためのワーキングを開始しました。

このワーキングメンバーの一人で、元法務局職員の当社社員がおすすめする良書。是非、ご一読下さい。

図書コレクションでは、皆さまが当社図書館に蔵書して欲しいと希望される書物を順次取りそろえていく予定です。
ご希望の書物があれば、"お問い合わせフォーム"よりお知らせください。

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